AIが電力需要を増やすというのは本当か?
2024-12-27


CNNのサイト
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によれば
米国のデータセンターの電力需要は2020年以降50%増加し、現在では米国のエネルギー消費の4%を占める。UBSのアナリストは今月初め、この数字は30年までに9%に増加する可能性があると述べた。JPモルガンのアナリストは、米国の全体的な電力需要は30年まで年間13%から15%増加すると予想しており、電力は「はるかに希少な資源」になりうるとしている。

このような背景から、ChatGPTを開発したOpenAI社のサム・アルトマンはオクロ社という原子力企業を支援し、「オーロラ」と名付けた原子炉を開発しているという。
「オーロラ」は燃料としてHALEU燃料(U235の濃縮度が5〜20%の低濃縮ウラン)を使用する液体金属高速炉のマイクロ原子炉で、電気出力は0.15〜5万kW。少なくとも20年間、燃料交換なしで熱電併給が可能なほか、放射性廃棄物をクリーン・エネルギーに転換することもできるという。
「オーロラ」は燃料としてHALEU燃料(U235の濃縮度が5〜20%の低濃縮ウラン)を使用する液体金属高速炉のマイクロ原子炉で、電気出力は0.15〜5万kW。少なくとも20年間、燃料交換なしで熱電併給が可能なほか、放射性廃棄物をクリーン・エネルギーに転換することもできるという。

いづれにせよ、これらの開発には数十年はかかるだろうが、常に米国の後追いだった日本も無関心ではいられないだろう。

確かにChatGPTは、毎日プログラム開発ばかりでなく、生活の様々な情報利用の面で便利なサービスを供給してくれている。多少の間違いもあるが、強力で無限の知識、能力を持つコンサルタントであることは間違いない。私ですら、最近のパソコンの使用においてChatGPT利用時間が10%程度を占めている。日本人の10%がAIを利用するだけでサーバーの電力需要は上記のCNN記事のように年間15%増加することはほぼ確実だろう。

ところで、オクロ社のオクロというのは、アフリカのガボン共和国にあるウラン鉱山の跡地で見つかった、天然原子炉の所在地の名前である。
ウランー235の半減期が約7億年なので20億年まえならば地下水と混じって天然の原子炉が臨界条件を満たし、核分裂反応を維持できていたという場所である。このような場所でも人類の祖先は生存していたということになるのだろうか。
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