2024-09-02
今朝のMBLは早く始まった。もう大谷選手は3打席目だ。
これは時差が米国内でもあるためだが、ナイターとデーゲームの差もある。いつまでたっても時差の直感的理解ができない。
これは時差という用語が良くないのである。時差とは時間や時刻のさではない。正確には角度差と呼ぶべきである。
アリゾナと日本に時差はない。なぜなら今は今だからである。
では、何が時差なのかといえば、地球の経度、即ち、角度の差である。
日本は東経135度、アリゾナは西経125度(よくわからないが、ハワイは日付変更線の向こうだから多分この程度)だから角度差は100度である。
360度で24時間に相当するから
10度当たり0.67時間である。
100度なら約7時間となる。アメリカの方が先に暗くなるので、今9時ならアリゾナは16時のはずだ。
実際にはアリゾナは2種類の時間があり、現時刻(日本で9時)だとすると、アリゾナ西部は17時、東部は18時である。日曜なのでデーゲームなら試合は終わっている。(ドジャースは負けたのと事)
なぜ西部時間でも1時間のずれがあるのかと言えば、アメリカはサマータイム制なので、夏の間は1時間時計を早める。即ち、経度で決まる時刻よりも夏の間だけ時計の針を1時間進めて、夕方の明るい時間の有効利用をしている。それで、1時間プラスしなければならなかったのである。
以上の説明で最後は余計混乱するかもしれないが、地理が特異なら、現地の経度は大体推定できるので、
「経度10度で0.67時間差」
と考えておけば1時間の誤差で現在の現地の時間が推定できる。
応用問題
15時に成田からジェットで8時間乗って、ロサンジェルスに着いたら現地は何時か?
冬ならば7時+8時間で日本の現在時刻の15時間後、夏ならば8時+8時間で16時間後になるので朝の6時か7時ということになる。(日付変更線があるので一日前になる。)
パリならば(0度のグリニッジから近いので)経度差は120度程度だろうから、ジェットで10時間かかるとすれば
−8時+10時間で日本の現在時刻の2時間後に着く。
これは楽だ。時刻で考えるとあまり変わらない。
これが西回りでは時差ボケがあまり気にならない理由かもしれない。
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