A新聞の科学用語忖度疑惑
2023-09-29


今日のA新聞朝刊には福島トリチウム処理水の再放出とともに核融合炉開発推進のニュースも大きく取り上げられていた。

この二つのニュースの間に用語の忖度の疑惑が感じられた。

それは核融合炉の燃料が重水素と三重水素と書かれていたことである。

三重水素とはトリチウムのことである。しかし、核融合炉の記事には何回か三重水素ということばが出てくるが、トリチウムという注釈は出てこない。これは何かの忖度ではないのだろうか。関係者もあえてトリチウムという用語を使わなかったのだろうか。

このようにして、A新聞自身が国民の科学知識レベルを下げ、無用な混乱と風評被害を招き、将来のエネルギー政策の混乱の元となっているのではないだろうか。

科学用語を忖度して用いるのは重大な罪だという認識を持ってもらいたい。

まあ、政治家は英語と日本語の間で論理のすり替えをするのは普通のことではあるが、A新聞までまねる必要はない。
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