コロナ対応の地域差
2020-09-14


先日、岩手県の知人と話をした。
お祭りは開催したが、厳しく県外からの参加を制限したらしい。
仙台など隣県からの出入りも注意しているそうだ。長野の知人も東京への旅行は地域で自粛しているとの話だった。このような圧力?は地方ほど強いように思う。
首都圏では県境をまたぐ通勤出張は当たり前で、行動範囲が広くなるのでこのような自粛は不可能だろう。また、住宅が密集しているので自粛するとなると、家の中に閉じこもっていなければならなくなる。
一方、地方の小都市では、空間的に余裕があるので自粛生活といっても閉塞感が少ない。
これらの地域差が最終的に各人の行動形態を決めることになる。
即ち、地方では、隣人関係が密接で同調圧力があった場合、自粛生活が容易に実現できるが、都会では隣人関係が希薄なこともあり、慎重な人は我慢して自粛生活に入るが、感染を割り切れる人はストレスフルな都会生活のため、コロナ禍でも生活はあまり変わらない。
多くの人はその間でニュースを見ながら、どこまで自粛するか迷う日々を過ごす。
このような場合、各自の相違を認めて、お互いに寛容になることが重要である。また、自分の決断も自信をもって認めることがストレスを少なくするポイントであろう。これが現在の日本人には足りないようだ。
マスクをしようとしない乗客は、マスク着用を依頼する交通機関を認めるべきだし、交通機関側はマスク着用したくないという客がいることを前提に対策を進めるべきであった。
[新型コロナウイルス]

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