アブスコパルとホルミシス
2019-09-22


アブスコパル効果とは医学用語では放射線を照射した部位以外のがんが縮小するような想定外の部位への波及効果らしいが、これはホルミシス効果と関係しているのではないか。ホルミシス効果は、低線量放射線により免疫系が強化されることで全く被ばくしない場合より結果的に長寿命になることだが、アブスコパル効果に焼き直すと照射部位以外の低線量照射で免疫系が強化されがんが縮小することに相当する。
一般には、大線量放射線被ばくによりがんが消滅するのに、低線量被ばくでがんが発生すると恐れられているという論理矛盾がこのアブスコパル効果を追求すれば解決できると思われる。例えば、放射線線量に比例して免疫効果が上がるがそれは1次関数で増大し、DNA損傷は2次関数として増大すると考えると、ある程度小さい線量の場合には逆にがんにかかる可能性が小さくなる。これはホルミシスに相当している。
[健康]

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