2025-07-08
実は私も退学通知を受けたことがある。
今は無くなった(名前が変わった)某大学大学院の博士課程である。
その大学から退学処分に関する通知が来たという記憶がある。退学の意思はなかったのだが、修了期間は正式には3年で、最大在学可能期間の6年間を過ぎたかららしい。或いはひょっとしたら授業料滞納のためだったのかもしれない。 カミさんがこの大学の博士課程への通学を私の道楽とみていたため(確かにそういわれればそうだが)、授業料はこれ以上払わないと宣告されて、その半年ほど前に授業料を払うことを止めていたという記憶もある。このためかもしれない。
従って、私が選挙に出ると仮定した場合、経歴をどう書くべきか、未だに正解は分からない。某大学に聞いてみる必要がある。(もっとも今は別名の大学なのでちゃんとした回答があるか不安だが。)
同じような経歴を持つ人は多いらしく、このような場合に色々と経歴の書き方があるようだ。一番腑に落ちたのが、
修了単位取得退学
といった書き方である。要するに修了に必要な単位は取ったが、いわゆる卒業まではできなかった(博士号がその期間内に取れなかった)ための退学処分である。大学側は学位を在学可能期間内に取らないと退学処分にせざるを得ないらしい。そこを認識しないままダラダラと在学していたのである。
以前、どこかに履歴書を送ってみたが、この経歴の書き方がよくわからなかったので、この某大学での学歴そのものを記載しなかったように思う。
その後、博士号は某大学史上最高年齢(多分)で取れたので、それだけ記したと記憶しているがその履歴書では学歴詐称ぽい気がする。
除籍でないので聞こえは良い?が実態は同じである。
現在は某通信制大学に在学中なのだが、これも最大10年しか在学できないようだ。恐らく卒業までの公式期間は通信教育なので5年であり、その2倍が最大在学期間となっているのだろう。
これもお小遣いの関係で、1年に4単位しか取っていないのであと数年で退学処分をこの大学でも受けることになるはずだ。
この状態のまま、選挙公報に正直な学歴を書くと、退学を2回繰り返したので、如何にこの候補者は悪い奴か、或いは、いかに勉強ができないかが暴露されることになる。(実際それに反論できる論理は持ち合わせていない。)
万が一、そのように事態になったらどうすればいいか、怖いマスコミや評論家の方々に聞いてみたい気がする。
ところで、市長経歴問題の件では、どうして、除籍処分になったのか、退学ではなかったのか、なぜ、大卒と広報誌に書いたのかなど現時点では不明なままだ。次回選挙で再出馬するようだが、その場合、もし、卒業に必要な単位を取得されていたなら、卒業単位取得除籍などと書いたらどうだろうか。授業料を払えずに除籍されたという噂をSNSで流せば、ひょっとしたら、同情票で再当選も夢ではないようにも思う。(某県知事の例もあることだし。)
似たような曖昧な経歴の書き方を公開しているマスコミ関係者、評論家も多いはずだ。
学歴社会の一面をよく著した例として、今後の教訓にもなりそうだ。
だが、このような授業料高騰問題を使った言い訳を許さないためにも、教育の機会均等を強化するためにも、文科省は旧国立大学の独法化を中止し、教育予算を増やして元に戻すべきだろう。
(ところで、国立大学法人横浜国立大学という大学名は、ロシア語で表記すると大学名自体が詐称と言われかねない矛盾した名称に見える。在学生、卒業生に罪はないが文科省はなんとかしてくれるのだろうか。)
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